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才能の枯渇。漫画の場合。

漫画というジャンルによらず、広く楽しまれている音楽や文学、絵画などのエンターテインメントには、才能の枯渇、ということが良く起こります。それまで楽しめていたものが、いつのまにか変質してしまっている。人気が無くなり、しばらくすると無くなってしまう。かなりの部分の漫画はそうです。何年も続く漫画などほんの一握り。ひどい場合は単行本すら出ない、という有り様。かつてファンであった者からすれば大変寂しい。今日は、そういう実例の一つをご紹介。


永野護、という漫画家をご存じでしょうか?漫画家というよりキャラクターのデザイナーとしてのほうが名前が通っているかもしれません。かなり前に重戦機エルガイムというアニメがあったのですが、あれのロボットのキャラクター設定をしたのが彼です。とあるアニメ雑誌に何年もファイブスターストーリーズという漫画を連載しており、月刊誌でありながら単行本12冊が刊行され、850万部を売り上げた人気作品です。

2004年から休載しており、2013年に再開されたのですが、、、、かなり設定が変わってしまっています。左が2013年以降のキャラクター。右が従来のものです。

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だいぶ病的な感じがしますね。だいたい作画されたものにとんがった部分が増えれば増えるほど違和感が増しますが、これはどうなのかと。2004年に終わってしまったのだなあと、かつてのファンとしては大変残念に思います。






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by rodolfo1 | 2014-03-12 06:00 | 漫画 | Comments(0)
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