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ラミンカリムルー「Bring him home」

さて、連れは結構物事に凝るたちです。
今回のブロードウェイツアーで見た
ラミン様がえらい良かったとのことでしたので、
一日予備日に残しておいた土曜日にまたまたレミゼラブル観に行きました。
ホテルのコンシェルジュに頼むとちゃっちゃと良い席を取ってくれましたので
再び観劇です。さて、後程ご紹介する動画は、違法なものですので、
そのうち撤去されると思いますが、舞台はこんなものです。
オペラ座の怪人の時もそう思ったのですが、彼が歌うと弱音が素晴らしく
きれいです。その声で、独特の情感が演出されますので、
オペラ座の怪人を彼が演じるときだけ、(今回のブロードウェイの舞台で確信
しました。必ずしも映画のアントニオバンデラスが下手だというわけでもなく
とにかくラミン様がうまいのですね。)怪人の悲しさ、というものが惻惻と伝
わってくるのです。素晴らしいです。
んで、レミゼラブルですが。この話は、日本語でああ無情、という題がつけら
れているほど、主人公に救いの無い話です。司直から逃げ隠れしながら、
自分が首にしたせいで娼婦におちぶれた女性の子供を育て、その子供が
大きくなって恋をすると、その恋人がたてこもるフランス革命のバリケード
へ、おそらく殺されるであろう彼を救いにかけつけるわけです。ジャンバル
ジャン自身の命の危険をも顧みず。
そんな彼がバリケードで歌う歌がこれ。Bring Him Home(これのリンクをどこかに張らないようにお願いします。)
もしも彼を助け出せたとしても、待っているのは育てた子供との切ない別れ
です。だって、彼は有名な名士の息子。逃亡犯の彼と暮らせるはずはない
のですから。
そうした切々とした思いのこもった歌だと思います。
このyoutubeのコメントにも、自分は15人の俳優がジャンバルジャンを演じる
のを見たけれど、疑いなくラミン様が一番だ、というのが載っておりましたの
で、みなさん見るところは全く同じなのだと思いました。
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Bring Him Home / Les Miserables (レ・ミゼラブル)

God on high
天におわす主よ
Hear my prayer
私の祈りを聞きたまえ
In my need
必要なとき
You have always been there
あなたはいつもそこに居て下さった
He is young
彼はまだ年若く
He's afraid
恐れの渦中にいます
Let him rest
どうか彼を癒し
Heaven blessed.
祝福を与えたまえ

Bring him home
彼を帰して
Bring him home
どうか彼を家に
Bring him home.
彼を帰して下さい

He's like the son I might have known
私にとって 彼は息子のような存在
If God had granted me a son.
主よ あなたが私に授けて下さった
The summers die one by one
夏は日ごとに朽ちゆき
How soon they fly on and on
なんと早く過ぎ去ることか

And I am old
私は年老い
And will be gone.
やがて逝くのです

Bring him peace
彼に安らぎを
Bring him joy
喜びを与えたまえ
He is young
彼はまだ若く
He is only a boy
ほんの少年です

You can take
主は与え
You can give
主は取りたもう
Let him be
ならばどうか
Let him live
彼を生かして
If I die
私が捧げます
Let me die
この魂を取り上げ
Let him live
彼に命を与えたまえ

Bring him home
彼を帰して下さい
Bring him home
どうか彼を家に
Bring him home.
彼を帰して











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by rodolfo1 | 2014-08-20 02:46 | 映画 演劇 TV アート 音楽 | Comments(0)
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