さて夕食です。食堂の前に焼き台があって、焼き物はすべて
ここで炭火でBBQされます。並ぶ食材。
おくどさんがある。
モエのハーフをもらう。九州に来たら焼酎飲まねば。
泡を一本飲むのは有馬温泉と京都で充分です。
お向かいの石原荘もいい感じで灯りがともっています。
梅酒でかんぺ~。
今は私らだけですが、これから満席になります。
モエでかんぺ~。
前菜、地どりの刺身盛り合わせ。軽く炙ってもらいました。
ものすごい旨みが濃いですね。こんな鶏は初めて食べました。
が、いかんせんあまりに少ない。こんにゃくの味も濃い。
ガネと野菜盛り。川蟹を揚げてある模様です。真ん中のは
豚味噌です。これを付けて食べる。
煮しめ。野菜は別邸、天空の森で有機栽培しているもの
だそうです。野菜の味が大変濃くてうまい。
だご汁。だごとはさつまいものでんぷんの団子だそうです。
出汁の味は鶏出汁。これまた旨みが濃い。
味噌田楽。甘くないところが大変良い。
炭火焼き。季節の野菜。車海老。さすがは炭火焼き。
風味が素晴らしい。
炭火焼き。黒豚三枚肉と鶏。新玉葱と筍。野菜が甘い。
豚鶏うまい。でもたったのこれだけ。
豆乳蒸し。コレステロール持ちにはうれしい一品。
摘み草揚げ。よもぎ、みつば、おおばこ、どくだみなど。
先に述べました月に二回は来るご夫婦の旦那さんは、「ここ
はいつも草ばっかり食わしやがって」と毎回ぼやかれるそうでした。
炊き込みご飯。大変うまい。思わず私も完食しました。
かす汁。生涯最高のかす汁でした。
漬物。
果物。
お茶。さすがは九州、道具は有田。茶碗は割れたところ
も丁寧についであり、茶椀には唐子がついています。
かわいいですね。
帰ると布団が敷いてある。ブラタモリを見て、八時から
ふるまわれるという焼酎目当てに出かけます。
なるほど風情がありますね。火を見るとほっとします。
これが黒ぢょか。お燗がつけてあります。飲み放題。
さかんに飲みまして、深夜ふたたび入浴します。危ないので
良い子は真似してはいけません。
さて、この宿は評判が毀誉褒貶する、と書きました。一番の
クレームは食事の量です。おそらく600kcal前後ではなかった
かと思います。普通の旅館の夕食は1000から1200kcalもあります。
足らないのも当然でしょう。しかし健康には大変良い。私らの
ようなダイエッターには理想の宿でした。量は確かに足りません
が、質は抜きんでて素晴らしい。京都にも摘み草料理を提供する
店はあるのですし、ミシュランの星すら取っていますが、私に
言わせれば悪い冗談です。あの店の主人はここへ来て一度料理
を食べればよいでしょう。なかなかここのようなものは食べれませ
ん。ここは若い女性に大変人気がある宿らしいです。おいしいものを
ちょっとだけ。それこそ私にとっての食の理想であります。
私らも用心のため、カップ麺とか缶詰を持って行きましたが、まあ
必要ありませんでした。大変素晴らしかったです。朝食に続く。