さて、楽しみな夕食であります。まずは桜酒でかんぺ~。酒の中で桜の花
がきれいに花開きます。
先付。サヨリ鳴門揚げ、エンドウ寄せ揚げ、タラの芽、
メバル有馬煮、筍、そら豆、湯葉炊き鼈甲餡かけ、青葉、生姜
凝りに凝っていますね。
小吸い物、白魚羽二重蒸し、梅肉、芹。上品なお味。
どんちゃん登場。ビンテージは2000年。
かんぺ~。
向付、オコゼ薄造り、鮪とろ。このとろが一流の寿司屋クラス
でした。すごいうまい。もみじおろしとともに。
こちらはわさびと大根おろしで。煮物。穴子あられ煮。あられの良い香りが漂います。大した
趣向ですね。針独活、花弁人参、木の芽。
お椀の外側。実に渋い。
内側がこれ。対比の妙です。ちなみにお椀の底も同じ模様。
焼き物。焼き筍。
木の芽味噌、諸味味噌。
さて、ここで別注の焼き河豚。これは止せば良かったです。
やはり黒川料理長に素人が注文を出すものではありません。
季節はずれなので無ければ無いで、と頼んだのですが、来た
のは嬉しいが、他に誰も頼まなかったと見えて三人分ほど
出してきました。しかももう春なので炭が少ない。なかなか
焼けず、焼きふぐの真の旨さを味わうにはやはり1月2月で
なければと反省しました。
焼けて来る。
白子来る。これもうまい。
コースに戻って、温物。ぐじ潮煮。豆腐、湯葉、笹葱、レモン。
このレモンが添えてあるところがいかにも俵屋ですね。初めて
食べました。実にうまい。
強肴。鮑赤貝取貝切り胡麻酢。針野菜、浜防風。
彩りが美しいですね。もうちょっと柔らかい酢を使って
くれればといつも思います。
窓の外。ライトアップされています。
さてご飯。今月二回目の訪問だからでしょうか?いつも連泊の
時にしか当たらない炊き込みご飯です。旬の筍飯。
思わずいただきました。これを食べないのは一生の損です。
実に実にうまかった。
漬物と味噌汁。いつものなめこと湯葉です。
水物。グレープフルーツゼリーとラズベリー。
はらいっぱいです。隣の部屋には俵屋の密かな名物。
絶対安眠寝具が既に敷かれています。
おネグリつき。
この部屋にもいろいろ骨董が飾られています。大変かわゆい。
ではおやすみなさい。