鮎おかき揚げ、うるかソース。うるかというのは鮎の内蔵の塩辛です。鮎は琵琶湖。頭から尻尾まで食べられる。うるかの味が濃い。素晴らしい。普段天然鮎をいただいているが、養殖でも何ら問題ないうまさ。
刺身その一。あこう刺身。ぷりぷり。可愛い皿ですね。
長崎マグロの炙り。実にうまい。
お椀、時代のついたいい器。
鱧椀。青瓜。滋味深い。
毛蟹が炙られる。
毛蟹味噌甲羅焼き、実によろしい。
琵琶湖の鮎塩焼き。
蓼酢。これは素人では手に入らない。素晴らしい香り。
岐阜和良川の天然鮎塩焼き。一時間炉で縦差しして炙ったので脂が頭に降りて、頭がそのまま食べられる。これは素晴らしい。素人とプロの差がここでつく。我々は天然鮎を手に入れても一時間も炙れはしないのです。素晴らしい旨さだった。プロの技を思い知りました。
広島蓴菜板ワラビ。ここはちょっと俵屋さんも見習って欲しい。懐石のこの部分には酢の物が確かに入るが、せめてこれくらいで勘弁してもらえんものか。。。。俵屋の酢の物はきつすぎる。ここの方が客に優しい。
お揚げと青唐がらしの炊きもの。これも素晴らしい。もうちょっと豪華でもOKであるが俵屋とはお値段が違う。唐がらしに辛味が残っていて素晴らしい按配だった。意図的にこの辛味をつけたというのならそれはもはや神の御技。。。。
味噌汁、漬け物、サバへしこ。
わくでん米のご飯。ステキにうまかった。連れは4杯おかわりした。
桃、白ワインゼリー。
山椒風味のカステラ。
抹茶。これがまた素晴らしかった。全く苦みが無くて香りが素晴らしい。抹茶といえばいつも濃いか薄いかどっちかだったが、全くの適量。やはり京都の奥は深かった。懐石料理はこうでなくては。折り目正しい京都のお仕事を、ゆくりなく見せていただきました。大変結構でした。