さて、本日は高槻の新店開拓に参ります。武漢肺炎華やかなりしこの6月に新規開業した天神町むら田さんです。潰れたかなと思って電話してみると、案外盛況でしたのでお邪魔しました。外観。
内観と34歳の店主。さすがは新店。美しい内装です。なんでも辻調から京都菊之井に進み、大阪の鮨屋む田を経て千里の三つ星、柏屋で6年修業したと言います。お手並み拝見。
ビールでかんぺ~。
先付け。車海老、雲丹、水菜、紅菊、黄菊、山葵酢。これはまずまず。
椀、鱧揚げ煮、松茸、菊菜、松葉柚子。だしはまあまあですね。揚げてあった鱧もなかなかだった。
造り、我々はアニサキス対策で鯛と帆立。鯛はまあ熟成されています。帆立は炙り。及第。
替、戻り鰹 燻し。アニサキスが不安でしたが、なんとかクリア。鰹自体は大変新鮮で良い鰹でした。
麦焼酎水割りと水をもらう。
八寸、いくら醤油漬けと長芋、子持鮎甘露煮、銀杏、栗煎餅、かます棒寿司。かますは不安だったのでわてが食べる。いくらと長芋がうまかった。細かい事を言うならば、栗煎餅に十分火が通ってなかった。
焼き物、鰤幽庵焼き。なんとか鰤もアニサキスセーフだった。漬け具合と火入れは大変良かった。きっと柏屋では焼き方だったのでしょう。この形は一流料亭の仕事です。鰤など焼くのは一流料亭ではありえないけれども。
炊き合わせ、人参真蒸、渡り蟹餡、菊花衣揚げ。良く出来てはいた。たっぷりの蟹は良かった。しかし所詮は人参。。。
穴子ご飯がプレゼンされる。
焼きナスの味噌汁、香の物と共に。まあまあうまかった。山椒の佃煮が気が利いていた。我慢できなくなってデザートは堪忍してもらって帰宅した。これでも二つあるコースの高い方を選んだのでしたが、同室した二人連れのコースを見ると、ウェブサイトには載せてない更に高級なコースもあるらしかった。。。
これで二人で36,000円。というのはいかがなものか。。。まあ松茸はあったとしても鰹と鰤ですよ。。。しかも出るのが遅い、空調が寒すぎる。要所要所に見るべきところはありましたが、この武漢肺炎の悪影響を鑑みても、再訪は無い、というのが我々の結論でした。