rodolfoの決戦=血栓な日々
2024-03-19T02:52:03+09:00
rodolfo1
rodolfoに起こった病気と闘いについて
Excite Blog
2024年3月13日、大相撲三月場所にお邪魔。
http://rodolfo.exblog.jp/29982641/
2024-03-19T02:52:00+09:00
2024-03-19T02:52:03+09:00
2024-03-18T14:19:53+09:00
rodolfo1
相撲
我々のアイドル遠藤関は番付が下がって毎日4時頃の取り組みですので早くからお邪魔しました。ちょうど中入りです。おお。。。やはり相撲はよろしいですね。心が浮き立ちますね。
この日も満員御礼です。
我々のアイドル、遠藤関。愚直で真面目な相撲を取る関取です。あの八百長騒ぎのさ中、相撲協会が頼ったのはあの魁傑親方とこの人だけでした。折柄膝に大怪我を追った遠藤関は、それでも休場せず、相撲を取り続けた為にすっかり膝を悪くして、ついにかつての輝きを取り戻す事はありませんでした。すっかり声援も減ってしまいましたが、我々は変わらず彼を応援しています。この日は3連敗の後、見事な逆転相撲で初日を出しました。おめでとうございます。
おっと稀勢の里親方ですね。 山ほどのお土産とお摘みと弁当。 我々の第二のアイドル、宇良っちです。いつも可愛いですねえ。今場所は霧島と豊昇龍に勝って絶好調でしたが、この日は残念ながら貴景勝に負けてしまいました。残念。 引き上げる宇良っち。頑張れ明日は琴ノ若戦です。 前の席に陣取るきれいどころ。豪華な帯ですねえ。帯締めも見事でした。着物はお召しですかね。相撲場は着飾る着物美人を眺めるのも楽しみなのであります。 動画。琴ノ若対隆の勝です。琴ノ若強くなりましたね。更に上位を目指してもらいたいですね。
照ノ富士は負けました。見ていてわかりますが、当たりが弱すぎますね。どこか故障しているんだと思います。何とか頑張ってもらいたい。
つぶやきランキング
]]>
唯川恵作「男と女一恋愛の落とし前一」を読みました。
http://rodolfo.exblog.jp/29978083/
2024-03-18T02:50:00+09:00
2024-03-18T02:50:03+09:00
2024-03-17T17:42:52+09:00
rodolfo1
小説
唯川恵作「男と女一恋愛の落とし前一」を読みました。恋愛小説の大家、唯川先生の恋愛指南本です。36歳から74歳までの未婚、既婚、離婚経験者12人の女性の恋愛話を唯川先生が斬ってゆく作品集です。
【第一話 不倫はするよりバレてからが本番】47歳の由宇は、40歳で仕事を辞めて妊活を始めました。しかし妊娠目的のセックスは味気なく、夫とはセックスレスに陥りました。45歳で閉経した為に妊活は諦め。。。たまたま元勤めていた会社の同期会があり、元同僚と再会して恋仲になりました。彼氏の前では素の自分に戻れたのでした。これが不倫脳だと唯川先生は思い。。。
【第二話 恋愛体質の女に近づいてはいけない】44歳の私は、自分は恋愛体質だと打ち明けました。私の趣味は他人の男を寝取る事でした。1人たりとも女友達はいませんでした。しかし23歳だった頃、再就職を機に、他人の男に手を出すのは辞めようと思い独身男と付き合いました。しかしあれこれ自分の考えを押し付けてくる男に愛想を尽かしてプロポーズを断り、仲裁してくれた上司と寝てしまい。。。別の男と結婚しながらまた寝取りを繰り返すようになったのでした。。。唯川先生は、恋愛体質の女に近づいてはいけないと。。。
【第三話 恋愛関係の基本は人間関係である】40歳のキャリアウーマン友香は25歳の時に最初の不倫を経験し、反省した友香は婚活サイトに入会して婚活しました。しかし紹介された相手には妻が居り。。。更に友香はマッチングアプリに登録し、出会った相手は稼ぎは良かったものの、優柔不断な男でした。彼に変わって自分がデートを仕切ると、強引な女は嫌いだと言われ。。。しかし唯川先生は、友香は相手の男を減点方式で測っていると思い、選ぶ力はあるが、選ばれる力は持っていないのだと。。。
【第四話 生身の男より虚像がいいこともある】53歳の直美は独身のキャリアウーマンでした。直美は推し活動に打ち込むあまり、真っ当な恋愛歴はありませんでした。直美は次々と推す相手を変え、今は猫と暮らして幸せでした。唯川先生は、直美は女の幸せではなく、自分の幸せを選んだのだと。。。
【第五話 「相手と平等」をお金で測る危険性】38歳の葵はバツ3でした。今までの夫は全員高収入でしたが、38歳になってさすがに高収入男からは見向きもされなくなっていました。葵の姉はいつもクズ男に貢いでおり、葵はそんな姉を軽蔑していたのでしたが。。。葵は最近婚活とともにマネ活にはまり、やがては投資で食べて行こうと画策し。。。しかし唯川先生は、お金で買えないものもあるのだと。。。
【第六話 恋に伴うのは情熱、愛が背負うのは忍耐】43歳の嘉穂は都内の特許事務所に勤める独身女でした。元の勤め先には意欲を抱けず、弁理士資格を取得してライツ事業会社に転職しました。その会社の上司と不倫関係に陥り。。。嘉穂はついに弁理士資格を取得し、今の会社に転職しました。元上司も歳を取り、もし不倫が発覚すれば自分のキャリアにも傷がつくと思った嘉穂は彼と別れ。。。しかし唯川先生は、彼の妻は既に不倫に気づいているかもしれないと。。。
【第七話 彼女を救ったのは自分の城だった】36歳のキャリアウーマンで独身の由美は自宅マンションを購入しました。きっかけは、10年付き合った婚約相手に浮気されて別れた事でした。もらった慰謝料をマンションの頭金に宛てたのでした。実は自らも由美の年頃に自宅を購入した事があった唯川先生は、恋愛には成功と失敗があるのではなく、成功と教訓があるだけだと思い。。。
【第八話 「女としてこうあるべき」がはらむ危うさ】元ヤンキーの44歳直子は、スポーツインストラクターをしていました。結婚して19歳の時に最初の子供を産み、4人の子持ちでした。夫もやはりヤンキーでしたが、実家は土建屋を営んでおり、夫は家業を継ぎました。たった一つの悩みは夫の浮気癖でした。発覚する度に女の家に乗り込み、夫に謝らせて事態を収拾して来たのでした。しかし自身が浮気をした事は無く、離婚する気も全くありませんでした。ヤンキーは夫を見捨てないのだと直子は言い。。。
まるで任侠の世界だと唯川先生が評すると、直子は任侠の世界は大好きだと言い。。。しかし唯川先生は、直子はそれで良くても、それを見て育った男の子達は夫と同じ事をし、女の子達は直子のした事を軽蔑するのではないかと。。。更に年老いた時に直子はどうするのかと。。。
【第九話 始まりはふたりの意志、終わりは片方の意志】51歳の愛美は、興信所を警戒しながら唯川先生に会いました。実は51歳でPTA不倫に陥った愛美は愛美の夫と不倫相手の妻にW不倫がバレて見張られていたのでした。真面目な専業主婦だった愛美は、人と交流したく思ってPTA活動に参加したのでしたが、その時不倫相手と知り合って深い仲になったのでした。しかし以前から夫を怪しんでいた妻に興信所の尾行をつけられて、現場を写真に撮られていたのでした。
妻は愛美の夫にも不倫を知らせ、夫は激怒しました。おそらく娘が高校に進学したら自分は離婚されるだろうと愛美は言い。。。唯川先生は、不倫をするカップルは、皆自分達がしているのは不倫でなくて恋愛だと言うのだと思い。。。
【第十話 愛は失くしてはじめて気づくもの】45歳の朱里は、不倫した夫に離婚を迫られていました。夫と不倫相手は、慰謝料も支払うし、住んでいるマンションも明け渡すと言いました。しかし朱里は夫を愛していて別れたくないのだと言い。。。元来夫とは大学時代からの知り合いでした。地味で目立たない夫は朱里に2度求婚し、朱里は2度とも断りました。朱里から見て恋愛対象では無かったからでした。しかし30歳が目前に迫っていた朱里は3度目のプロポーズを受け入れ。。。
しかし一事が万事どんくさかった夫を下に見て、上から目線の発言を続けている内に夫は朱里に愛想を尽かし、他所に女を作って朱里に三行半を突きつけました。朱里は仰天し、悪気は無かったのだと言って関係修復を望みましたが夫は強硬で。。。
【第十一話 恋愛の奥底には負の感情が渦巻いている】74歳の郁代は、末期がんで余命1年でした。しかし長年連れ添った夫は郁代の友人と長年不倫関係にあり、郁代の余命を知った夫は、罪悪感から不倫を告白しました。密かに郁代に辛く当たっていたその友人を問い詰めましたが、友人は全く反省しておらず、郁代を友人を訴えました。。。唯川先生は、その友人が長年周囲を裏切り続けていたエネルギーはどこから出たものだろうと訝しみ。。。
【第十二話 魅力と魔力、依存と洗脳、危険は常にある】58歳の理恵は映画会社の広報部長として活躍するキャリアウーマンでした。夫は21歳差の有名脚本家で、事実婚をしていました。夫はギャンブル狂で借金まみれでした。夫が突然死した後も理恵は夫の借金を返し続け。。。そうした苦労も理恵は少しも厭いませんでした。夫の死後理恵は13歳年下の男と付き合いましたが、彼の事務所の女に疎まれ、彼も仕事の出来るその女をクビにし兼ねていました。ついに理恵は彼と別れ、しかしまだ恋愛をするつもりだと言い、唯川先生は彼女に圧倒されました。。。
唯川先生の恋愛エッセイです。恋愛小説の大家唯川先生の元には取材かたがたこうした相談的な話が集まるのでしょう。恋バナはみんなの大好物ですからね。なんのかんのと唯川先生の本は読破しています。唯川先生は手慣れた様子で、それぞれの恋バナを捌き、うまく落ちをつけているのはさすがプロ作家の手腕の結果だと思いました。なにせ唯川先生は短編集「病む月」に収録された名作、玻璃の雨降るを書いた作家さんですからね。プロの手並みはさすがだったと思いました。
つぶやきランキング
]]>
2024年3月10日、映画「52ヘルツのクジラたち」を観てキリンシティ高槻で夕食。
http://rodolfo.exblog.jp/29969149/
2024-03-16T02:22:00+09:00
2024-03-16T02:22:03+09:00
2024-03-15T15:46:18+09:00
rodolfo1
映画 演劇 TV アート 音楽
映画は原作をほぼなぞった出来栄えでした。原作は、貴瑚が出会った子供とどう一緒に暮らすかにかなりのページを割いていましたが、映画ではその部分がばっさり切り落されていました。まあ尺を考えれば仕方が無かったと思いますが、原作者はがっかりだったのではないかと思いました。
私が思う原作を映像化して成功するかどうかは、原作を上回る何かの設定を映画に与えるか、原作にはない映画独自の映像美や俳優さんの演技の頑張りがあるかどうかにかかっていると思います。私が見る所、この映画にはそうした見るべき点は無く、映画館で観なくてもアマプラで公開されるのを待ってみてもなんら問題無く、もっと言うなら映画として観る価値も少なかったと思いました。さて映画を観終わってこちらにお邪魔しました。約半年ぶりのキリンシティ高槻です。店外観。
何をおいてもビールでかんぺ~。
わてはギネスを貰う。
店員さんのお勧めで、白モツのトマト煮を頼む。なんでも前シーズン出していた季節メニューの内、大変好評だったのでこれ1皿だけ残っているのだと言う。成程大変旨かった。
今季のおすすめメニュー、スナップエンドウの生姜醤油を頼む。ここは割とこういう季節のメニューをこまめに更新してくれる良いビヤホールなのであります。
おつまみラムステーキを頼む。ここも大盛りを設定してくれれば良いのですが。。。諸物価高騰の折柄、すべてのメニューがかつての半分くらいに縮小したのはちといただけません。まあ店も苦労しているのはわかります。
わてはハイボールを頼む。
シティポテトもかつての半分。
これだけは縮小された方が良かったかも。連れの好物ドリアで〆ました。ご馳走様でした。これからまめに通うつもりです。
つぶやきランキング
]]>
2024年3月10日、ヒルトン大阪で朝食バッフェからサウナ。
http://rodolfo.exblog.jp/29963189/
2024-03-15T02:39:00+09:00
2024-03-15T02:39:03+09:00
2024-03-14T14:23:37+09:00
rodolfo1
サウナ
長蛇の列。しかしここは何とか入れるのであります。
わての豪華第一皿。ここはいろんなおかずの味付けが微妙に違っていて、いかにも丁寧に作っているのが良くわかります。雑な朝食バッフェはどのおかずも同じ味ですからね。かまぼこも良いのを使っているし、漬物も吟味されています。外資系にもかかわらず和食のおかずが充実しているのは素晴らしい。
たこ焼きとピザがある。思わず取って来る。粉もの実は大好きです。
ソーセージもサラミもなかなかです。
ビールでかんぺ~。
連れが頑張って取って来ている。このパスタが大変旨かったそうで、後程お代わりしていた。
わてのここでのお楽しみ、中華鶏粥です。最近付け合せにネギが現れて大変ありがたかった。以前は味噌汁ステーションの前のをもらっていたので。付け合わせも青菜の漬物とかが追加されている割に、いつもある中華醤油が無いのはよろしくない。あれがよろしいのに。まあ仕方が無いけれども。
なんとうどんが常備されている。連れは喜んで取って来る。いかにも大阪のうろんと言った風情のこっくりとしたうどん出汁でした。
終わってサウナを4セットこなす。男湯にも殆ど誰も居なかった。文庫本を持ってくれば良かった。女湯も誰もいなかったそう。
水標準装備、これ大事。
洗い場。
水風呂と普通風呂。女湯と男湯のサイズが同じというのがいかにも外資系ですね。
サウナ。
今回も大変良い滞在でした。
つぶやきランキング
]]>
2024年3月9日。中華料理、故宮にお邪魔。
http://rodolfo.exblog.jp/29958338/
2024-03-14T02:44:00+09:00
2024-03-14T02:44:03+09:00
2024-03-13T14:04:03+09:00
rodolfo1
寿司以外の食べ物
さて、故宮に到着。
由緒正しい。
5時ちょうどに訪問してみると、店内は誰もいませんでしたが、この後、左側の宴会場を含めて満員になる。さすがは有名中華ですね。
本日のメイン、でっかい活け伊勢海老がプレゼンされる。
料理長の王憲生氏が挨拶に現れる。到着時、スタッフ達がやかましく会話していて、この店はどうなっとるのかと思いましたが、この人がしゃべっていたのでした。とても愛想の良い方でした。
ビールでかんぺ~。
さて前菜。XO醤風味の雲丹冷製、活け車海老冷製、蒸し鶏ネギ生姜ソース、貝柱キャビアのせレモン醤油仕立て、ウズラ卵とツバメの巣、キュウリとトマトとクラゲ。震える旨さでしたね。どれも中華オードブルの名品ですが、雲丹のXO醤は素敵なお味でしたし、活け車海老は、絶妙な味と香りのソースで料理されています。蒸し鶏は、ただならぬ旨さでしたし、貝柱とキャビアは、キャビアの品質が光っていました。
ツバメの巣は多分初めて食べましたが、さすがの味付けでした。キュウリもクラゲも大したものでしたが、トマトは更に秀逸でした。桂花陳酒か何かに漬けて加熱したのでしょうが、ほのかな甘さと香りが素晴らしかった。未だかつて食べた事のないトマトでした。大した名店である事をうかがわせる出来栄えでした。ちなみにお皿はジノリです。この形から察するに注文品ではないかと思われます。
個別に、雲丹と車海老と蒸し鶏。
クラゲ、トマト、キュウリ、ウズラ卵とツバメの巣、貝柱とキャビア。トマト嫌いの連れも絶賛していました。
さて、これも唸る一皿。羅臼産の干しナマコとフカヒレ、海鮮ソースの煮込み。このでっかいナマコが箸で千切れます。素晴らしい旨さでした。
さて、この店はこれを常備している所が素晴らしい。国産高級干し鮑と中国干物入り高級スープ、ぶっとびスープとも仇名される中華の名菜、佛跳牆です。
この佛跳牆のベースの一つは牛肉です。シェフのオリジナルですね。中華料理に牛肉を使うのはとても珍しい。それをきっちり中華の名品に仕立て上げている所がこのシェフの力量なのでしょう。
干し鮑。とても素敵なスープでした。台北の欣葉で出される庶民派佛跳牆もよろしいが、本来の佛跳牆はここの店のようなものなんだと思います。なにせ滅多に店では食べられないので他の佛跳牆はあまり知りません。昔一軒大阪にこれを出す中華の名店があって、何回か楽しみましたが、今は倒産してもうなくなりました。
さて、本日の白眉は活け伊勢海老の蒸し物、野菜ソースであります。さすがにでっかい。
これにソースをかけていただく趣向。ソースに海老ミソが入っていて実に旨いソースだった。しかしながら残念な事に、さすがの王シェフも、伊勢海老料理はあまりお得意では無かった模様で、海老が固かった。伊勢海老も本来中華料理の食材ではないですし、この大きさの伊勢海老を注文する客は滅多にいないからでしょう。伊勢海老は火を通しすぎるとおいしくないです。残念。
黒毛和牛のステーキ添え王特製あんかけ炒飯で〆ました。緑色はA菜です。さすがは王シェフ、きちんと長粒米を使っておられました。日本のコメでうまい炒飯は出来ないのであります。
デザートはマンゴー風味の杏仁豆腐とフルーツと胡麻団子でした。胡麻団子はこのものを好物とする連れに進呈した。
大変結構でした。次回は伊勢海老をはずして再訪したいと思いました。ホテルに帰ってサウナを5セットこなして就寝しました。
つぶやきランキング
]]>
荒木源作「ちょんまげぷりん」を読みました。
http://rodolfo.exblog.jp/29955582/
2024-03-13T02:31:00+09:00
2024-03-13T02:31:03+09:00
2024-03-12T14:45:42+09:00
rodolfo1
小説
荒木源作「ちょんまげぷりん」を読みました。
働くシングルマザー、遊佐ひろ子は、昔の侍の格好をした男に行き会いました。男はひろ子に、どこだここはと尋ね、巣鴨だとひろ子が答えると、そんな筈は無い、自分を元に戻せと日本刀を突きつけ、出来ないとひろ子が言うと、ならひろ子の家に連れて行けと言いました。あらゆる事を不審がる男に思わずひろ子は、そっちの方がよっぽど不審だと言い、男は悲し気に、確かに自分の方がおかしくなっているのかもしれないと呟き、自分は木島安兵衛、直参旗本だと名乗りました。そして安兵衛は歩いていると突然この世界に来てしまったのだと打ち明けました。
ひろ子は朝から何も食べていないと言う安兵衛に食事を出し、何を出しても安兵衛は旨がって平らげました。デザートのプッチンプリンも喜んで食べ、ぐずり出した一人息子の友也に付き合ってポケモンカードゲームを友也と一緒にし、友也は機嫌を直しました。ひろ子は安兵衛に、今は何年かと尋ね、安兵衛は文政9年だと答えました。安兵衛は1826年の江戸からタイムスリップして来たのでした。ひろ子は、自分の手には負えないから警察に相談しろと安兵衛に言って安兵衛を送り出しました。。。
ひろ子は会社でSEをやっていました。今受けているプロジェクトはひろ子とプログラマー田中基彦2人でやっていましたが、基彦は全くやる気がありませんでした。無茶ぶりをするクライアントと理解の無い上司の板挟みになってひろ子は苦労しながらなんとか5時には退社しました。どうしても友也を保育園に迎えに行かねばならなかったのでした。ひろ子は忙しい中、安兵衛はどうしているだろうとふと思いましたが。。。
その安兵衛はひろ子の家に戻って来ました。どこにも行く所が無かったのでした。しばらく泊めてやるとひろ子は安兵衛に言い、誰が来ても出るな、電話を取るな、どこへも行くなと言いつけて仕事に行きました。家に戻ると、安兵衛が家をぴかぴかに磨き上げており、ひろ子と友也は驚きました。安兵衛はほんの恩返しだと言い。。。安兵衛に年を聞くと、25歳だと答え、自分よりも9歳年下だとひろ子は驚きました。てっきり中年男だと思っていたのでした。。。
翌朝起きてひろ子は驚きました。安兵衛は髷を落として頭を五分刈りにしていました。安兵衛は、当面髷は必要ないとあっさり割り切り。。。土日の休みに友也は公園で、楽しみにしていた飛行機ブンブン遊びを安兵衛にやってもらって大いに喜びました。友也は誰にも飛行機ブンブンをしてもらえなかったのでした。。。なんとか安兵衛を過去に帰そうと、安兵衛が現代に現れたあたりを回りましたが、何の手がかりもありませんでした。
折柄友也の友達悠樹と母親の佳恵に出会い、5人でハンバーガーを食べに行きました。2人の子供は母親に玩具のおまけのついたセットをねだり、思わず母親達は買ってやりました。ひろ子は佳恵に安兵衛を、田舎から出て来た従弟だと紹介し。。。しかし子供達はおまけに興奮してハンバーガーはそっちのけで大騒ぎをして店内で遊び始め、安兵衛は子供達に雷を落としました。子供達は安兵衛に謝り。。。
何故子供を叱らないのかと安兵衛はひろ子に尋ね、ひろ子は、自分にはそんなエネルギーは無い、怒ると大変疲れるのだと言いました。安兵衛は何かを察した様子で、この世界で暮らすにはそのエネルギーが物凄く必要なのだろうと言いました。。。そして安兵衛は、世話になっているお礼に、内向きの事はすべて自分が引き受けると言い、熱心に家事のやり方をひろ子に習い、驚きべき速度で家事を身につけて行きました。
家事を安兵衛に任せたひろ子は仕事に打ち込み、プログラマー田中の起こした重大なミスを上司に内緒にしてやり、田中に大層感謝されました。安兵衛は最近手作りプリンを含めたスイーツ作りにはまり出し。。。一方安兵衛を過去に戻すプロジェクトはさっぱりでした。富士山まで乗り込んだ3人でしたが空振りでした。さらに安兵衛はテレビのまっぴら将軍にはまり、主演俳優を上様と呼ぶようになり。。。
安兵衛のスイーツレシピは更に充実し、ついに食べきれなくなったひろ子と友也は、悠樹と佳恵を家に招いてスイーツバッフェを提供しました。感激した2人は安兵衛にスイーツの店を出せと薦め。。。更に安兵衛は友也の送迎も自分がやると言い出し、いよいよひろ子は仕事に本腰をいれて打ち込み始めました。。。
折柄佳恵は安兵衛になり替わって、お父さんの手作りケーキコンテストに応募し、ひろ子は、江戸者の名誉がかかっていると安兵衛を焚きつけ、安兵衛は友也を助手にしてコンテストに出場しました。結果安兵衛は。。。それと共にすべては変わって行き。。。しかし逆にひろ子達は。。。突然友也が姿を消し。。。
時代小説の愛好者である私は、現代の時代小説に大変採点が辛いのであります。今出来の時代小説は、殆どチャンバラシーンがありません。かつ時代考証が大変に甘いと思います。かつての時代小説の作家さんは、きちんと古文を読み下し、自らの文庫と大量の資料を抱え、しばしば大量の蘊蓄を傾けて我々の興趣を盛り上げてくれました。大正2年、中里介山の大菩薩峠から始まった時代小説は、山本周五郎で頂点に達し、池波正太郎や藤沢周平で終わりを迎え、今日に至ります。本書は、時代小説の設定だけを借りて展開するほぼ現代のエンタメ小説ですが、お気楽に楽しめるこういう方向の作品もありではないかと思わせる佳作であったと思いました。
つぶやきランキング
]]>
2024年3月3日、シギラベイカントリークラブでゴルフ。
http://rodolfo.exblog.jp/29952662/
2024-03-12T02:29:00+09:00
2024-03-12T02:29:03+09:00
2024-03-11T13:05:53+09:00
rodolfo1
ゴルフ
ここはシャワーしかない。
このコースでは鴨の出迎えがある。
この日は雨が降ったり止んだりする生憎の天気、というか、宮古島はいつもそう。前回のドピーカンなどほんとに珍しい。構えるわて。
スイング。
連れもスイング。
晴れると温かい。雨が降ると寒い。
久しぶりのコースにもかからわず、わてはパー2つ取ったが、スコアを印刷してもらうのを忘れていくつで回ったかは忘れた。まあここは簡単なコースでしたから。改造したアプローチショットは曲がらなくなったものの球が上がらない、今後の課題ですね。では林越え打ち下ろしショットの動画。
終わって一杯やる。ラフテーを頼むとこのボリューム。しかもなかなか旨くて安い。ここにも良い所があるいはあるのかも。しかし出来れば東急に泊まってエメラルドコーストでプレイしたい。ここはサウナがあるのは有難いが、9時半までなので、やはり満足感は少ない。
更にもずくを頼む。エメラルドコーストの3倍くらいの量で値段は半額に近い。
ついでにハムカツとポテサラを頼んだら、これも仰天の量でサーヴされた。帰路は到底天龍に寄れないのでまあ有難かった。
ここで連れが合流。ビールでかんぺ~。わてはゴルフがまあまあ上達して満足感は高かったでした。
連れは宮古そばセットを頼む。エメラルドコーストのは砂糖甘かったでしたが、ここのはそうでもなかったそうでした。
わてはハイボールを頼む。これもまた濃くてびっくり。
雨の中那覇へと向かう。
帰路「跳んで埼玉~琵琶湖より愛をこめて」を観ました。前作は何を言いたい映画なのか全く理解不能でしたが、この関西版を観て、初めてあの北関東版が何を言いたかったか理解しました。杏はせっかく良い役をもらったのでしたが、この役をやるには喜劇役者の素養が足りなかったでしたね。ものすごく衣装とスタイルがかっこ良かっただけに惜しまれました。片岡愛之助は例の通り達者な芸を見せましたが、意外と藤原紀香が良かったのは意外でしたね。あの日本一のスタイルをまだ維持している彼女は使い方によってはまだまだ光る女優だと思います。彼女と草薙君が主演した「スタアの恋」はいまでもわてが好きなドラマで、全巻持っています。また見てみようかと思いました。
つぶやきランキング
]]>
2024年3月3日、シギラベイサイドスイートアラマンダの朝食バッフェ。シギラベイカントリークラブでゴルフ。
http://rodolfo.exblog.jp/29950619/
2024-03-11T02:40:00+09:00
2024-03-11T02:40:03+09:00
2024-03-10T13:07:53+09:00
rodolfo1
ゴルフ
わての豪華第一皿。
麩チャンプルー、ひじきの炒め物、辛子明太子、鯛の西京漬け、漬物、沖縄てんぷら。鯛はなにかの沖縄の地魚だと思いますが、西京漬けの塩梅が素晴らしかった。
とろろとオクラ、ちりめんじゃこ、もずく、温泉卵。
カツオの叩き、ゆし豆腐、人参しりしり。朝から刺身を出すとはなかなかやりますね。ここは食べ物が旨いのかも。。。
連れはお雛様セットを発見する。草餅、桜餅、ちらし寿司。
雛飾り。
ひなあられと団子もある。
いつも食欲の無い連れの第一皿。鮭はわてが接収して麩チャンプルーを進呈する。
お雛様セット。連れは欲張って桜餅を4つ食べて後で腹が痛いと言う。まあ餅菓子を食べるといつも言うのであります。
和食バッフェの裏は本格的な洋食バッフェです。エッグステーション。
なんとカレーとナンがある。
あまりお粥の付け合わせでめぼしいものがなかった事もあり、思わず持って来る。
さて、ゴルフは如何相成りましたか。ちなみにこの日のスイング。前週Youtube動画を見ていて、インパクトからバックスイングだけ素振りをすると、肘の曲がりを矯正できると言うのでやってみると大した効果だった。ショート動画でしたので、元動画のURLがわからなくて紹介出来ないのが残念です。大変参考になりました。
つぶやきランキング
]]>
2024年3月2日、宮古島へGO!
http://rodolfo.exblog.jp/29945156/
2024-03-09T02:16:00+09:00
2024-03-09T02:16:03+09:00
2024-03-08T17:27:44+09:00
rodolfo1
ゴルフ
往路では「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」を観ました。ハリウッドのポリコレ趣味はなんとかなりませんかね。人種多様性のある役者を使うのは良しとしても、なんで肥満した役者を使いたがるんですかね。肥満も個性だと言いたいのかもしれませんが、なら身体を鍛えている役者の努力をどうしてもっと評価しないんですかね。先進諸国の肥満者が食料を独占するから、発展途上国の国民は飢える事になるんですよ。アメリカもイギリスに倣って砂糖に重税を掛けたらどうか。まあ西洋人はいつも身勝手なのでありますが、その点もう少し自覚されてはどうか。。。
なんと定刻に出発したにも関わらず到着が30分遅れると言う。これではいつもの天龍での飲み食いは到底出来ない。あの店は制限区域外にあるので、一旦区域外に出て、また再入管しないといけないのです。この時間帯の那覇空港はいつも大混雑なので到底出られない。仕方なく売店のソーキそばで連れは満足する。わてはビールとお摘み。この売店に缶ビールは売っておらず、生ビールのみの提供なのであります。
このあとダイプレラウンジに移動してあっと言う間に通関。
空港からは車で10分弱、今夜の宿、シギラベイサイドスイートアラマンダ着。
人がいるようないないような。
このホテルは変なところで、頑として電話応対をしないのですね。だから本来ならばホテルのレストランで食事をしても良かったのでしたが、いくら電話しても自動レストラン予約に回されるし、レストラン予約は当日予約は受けないとしか言わない。仕方なく那覇空港で空弁を買って来てそそくさと済ませる。ベッドはこんなの。
この窓の外にジャグジーがある。結局使わなかった。窓から客を出入りさせるとかどこの泥棒扱いですか。。。20年ほど前に宮古島初の豪華ホテルという触れ込みに惹かれて宿泊しましたが、ひどいもんでしたな。従業員はひどく経営者を憎んでいて、我々にそれを愚痴るのはとても浅ましかった。まあ何の用もないヘリポートがあって、ヘリコプターが駐機しており、なんなら遊覧飛行も引き受けるとか言っていましたが、バブルの名残りの馬鹿経営者がする事ですね。従業員が言う、元はトイレットペーパー屋だとか言う悪口もさんぬるかなと思いました。
シンクがあるが、用途不明。通常家庭のキッチンのを流用しているのですね。お子さんのミルクを作る為に置いてあるのだとしたら、それは尊敬すべき考えですが、殺風景でありますね。
ランドリーと洗剤付き。わては那覇空港のラウンジでパーカにビールをぶちまけた為にこれは大変ありがたかった。
わては送迎してもらって温泉施設に向かう。
まあまあちゃんとしているが、安普請感は拭えない。照明がキャバレー臭い。お里が知れますね。
この向こうに露天風呂が2つあるのはなかなか良かった。
時間が無かった為にサウナを3セットこなして帰室する。水風呂が無かったのはちと残念だったが、冷水シャワーがあったのは、まあサウナについて一定の理解があったのだと思う。明日はゴルフです。
つぶやきランキング
]]>
中山七里作「こちら空港警察」を読みました。
http://rodolfo.exblog.jp/29941896/
2024-03-08T02:04:00+09:00
2024-03-08T02:04:03+09:00
2024-03-07T17:22:51+09:00
rodolfo1
小説
中山七里作「こちら空港警察」を読みました。
【一 セレブリティ】成田空港のGS(グランドスタッフ)咲良は今日もクレーマー紛いの客を対応していました。まず飛行機にペットを預けた客が、ペットの安全を保障しろと言い募り、次にブラックリストに載った客矢島が顔パスで飛行機に乗ろうとしました。ラウンジ担当の千夏と愚痴をこぼし合い、こういう時こそ空港警察に対応してもらえれば良いが、空港警察は民事不介入を言い立てるばかりで全く頼りにならないと愚痴りました。
その日、カウンターに人気お笑い芸人瀬戸ようじが現れ、咲良は興奮しました。腰の低い瀬戸は休暇の為NYに出発して行きました。すると知らない男が咲良に、あれは芸人の瀬戸だろうと話しかけて警察手帳を見せました。男は今日空港警察に赴任して来た署長の仁志村だと自己紹介しました。そして自分が来たからには、今後大声で怒鳴る客などの揉め事にも対応すると確約して去りました。
別の日咲良が、空港警察の警官が動員されていた事に驚いていると、以前捜査での便宜を図った事の礼を言いに有名な強面刑事、冴子が現れ、これは違法薬物捜査の動員だと言いました。そして人当たりが良さそうだと新任の仁志村署長の事を話すと冴子は、仁志村は別名鬼村と呼ばれていたと言い、人嫌いで告白で唯我独尊の男だと言いました。仁志村は咲良の目の前で、外人団体客を全員拘束し、ツアー客を装った薬物の運び屋だと言いました。
そして更に仁志村は咲良に、自分と空港とのパイプになれと持ち掛け。。。そして更に仁志村は、帰国してきた瀬戸の持ち物検査を行いましたが、どこからも薬物は発見出来ませんでした、警察の横暴を言い募る瀬戸でしたが、仁志村は意外な事を。。。
【二 ATB(エアーターンバック)】咲良の前に、札付きの上級会員累淵が現れました。咲良は昼休憩の時に、累淵がラウンジでまた大暴れしただろうと千夏に言いましたが、千夏は累淵は珍しく酒も飲まずにいらいらとスマホを見ながら座っていたと言い。。。累淵は搭乗時間になっても姿を見せず、咲良はやっと累淵を探し出してロンドンに向けて送り出しました。しかし累淵はまた問題を起こしました。成田に引き返せと言うのでした。隣席の平間が累淵を窘めましたが、累淵は飛行機に爆弾を仕掛けたと言い募り、機長は機体をATB(エアーターンバック)させ、成田に引き返しました。。。
家に戻っていた咲良は上司に、累淵がチェックインした時の状況を聞かれるから空港に戻って来いと言われました。咲良が成田に着くと、ロンドン行きの乗客達が飛行機から降ろされて不満を述べていました、特に平間は激昂しており。。。そこに仁志村が現れて平間に事情を尋ね、平間は沈黙しました。仁志村は咲良に、累淵の搭乗前の様子を尋ね、咲良は累淵が上の空の様子で搭乗に遅刻したと打ち明けました。そして累淵を尋問し。。。実は累淵は。。。しかし驚いた事に仁志村は今度は。。。
【三 イミグレーション】入管職員の熊雷は、偽造パスポートで中国から入国しようとしたアルフィアを尋問していました。しかし彼女は全く口を開かず。。。一方中国公安部の陳が現れ、アルフィアはテロリストだから自分達に引き渡せと脅迫し、熊雷が応じないと、次に賄賂を持ち掛けました。熊雷が峻拒すると陳は引き下がり。。。しかし別の場所で異臭騒ぎが起こり、熊雷が向かうと異臭は発煙筒のせいでした。しかし熊雷が戻ると、アルフィアと入管スタッフが刺殺されており、空港は騒然となりました。通報を受けて現れた仁志村は。。。
【四 エマージェンシー・ランディング】主幹管制官の伊庭は、2時間前に起きた地震への対応を終えて一息つきました。主任管制官美知は伊庭の管制を褒め。。。しかし今しがた離陸した飛行機からハイジャックコードが送信されて管制室は騒然となりました。仁志村が管制室に現われ。。。機長は乗客の諸見里がナイフでCAを人質に取ったと言いました。諸見里は飛行機を太平洋上で旋回させろと言い、アイドルグループの武道館公演を要求して来ました。。。
仁志村は諸見里の携帯に電話し、そのアイドルグループの推しの名前を尋ねました。諸見里は答えられず、仁志村は、諸見里がアイドルグループのファンだと言うのは嘘だと見抜き、そのまま姿を消しました。仁志村は対策本部を立ち上げて自ら全権を掌握しました。伊庭は美知に命じて諸見里の父親と兄に、空港で諸見里を説得してくれと頼ませ、2人は快諾しました。2人は諸見里に成田に着陸しろと言い、諸見里は了承しました。しかしそれを聞いた仁志村は。。。
【最終話 テロリズム】事態は成田空港開闢以来の新たな局面に突入し、伊庭は驚愕しました。。。しかし仁志村は更に策謀を巡らし、強行突入を匂わせながらも。。。
驚きの出来栄えでありましたね。中山先生のミステリは殆ど読破していますが、最近は各キャラクターに疲れが見え、新し味が失われていた為に、しばらくご無沙汰していたのですが、さすがは中山先生です。新たな鉱脈を掘り当てられましたね。空港を扱うネタは今まで様々な名作ミステリを産み出していますが、空港を狙う犯罪者やテロリストは枚挙の暇がありません。まさに無限の鉱脈ですね。更に新たなキャラクター、鬼と呼ばれた仁志村と彼を補佐する咲良が提示され、仁志村の概略が紹介されますが、まだまだ小出しに終わっていて、更に掘り下げ甲斐のありそうなキャラクターです。次回作が大変楽しみです。
つぶやきランキング
]]>
2024年2月25日、サウナから金沢駅のおでん屋黒百合へ。
http://rodolfo.exblog.jp/29935551/
2024-03-07T02:37:00+09:00
2024-03-07T02:37:03+09:00
2024-03-06T11:18:55+09:00
rodolfo1
サウナ
男湯の3倍はある広さ。
なんと深い水風呂がある。階段付きの水風呂にお目にかかったのはこれが2度目。入りたかった。。。
洗い場も大変広い。男湯の洗い場は狭くて、大浴場に入り慣れない客のシャワーのしぶきがかかってたまらんかった、
サウナ入口。
サウナ内部。
さてチェックアウトしてホテルの送迎バスで金沢駅に向かう。バスの予約はいらんのかと何度ホテルに訪ねてもいらんと言う。どういう事かと行ってみれば、他のホテルも回って客を送迎するシステムのバスで、70人くらい乗れる普通の観光バスだった。そら予約いりませんわなあ。無事金沢駅裏側のバスターミナルに到着し、せっかく金沢に来た事であるから、金沢おでんを食べようとこちらにお邪魔。おでんと金沢料理の店、黒百合です。ちょうどランチタイムでもあり、20分ほど待たされる。 無事入店。 瓶ビールでかんぺ~。思いのほか金沢は面白かったね~。 金沢おでん来る。ちゃんとした店で金沢おでんを食べるのは初めてです。幸い出汁はアニサキスセーフだった。具はたけのこ、ホタテ、ちくわ、大根、コンニャク、焼売。連れはおでんの焼売を初めて食べて感激する。なんでもこの店は1953年からずっと金沢駅で商売しているそうです。出汁は煮干しを使っているのだとか。アニサキスセーフだった所を見ると、ちゃんと頭とはらわたを取り除いているのですかね。大変良かったのでひょっとすると金沢を再訪してまた今回のホテルで泊まってここで夕食するかもしれません。 意地で炙りフグ刺しを頼んだが、これは大した事は無かった。 ぎりぎり帰りのサンダーバードに間に合う。時間が無くてビールとハイボールしか買えなかった。帰りの車掌さんはえらい丁寧な人で、沿線の見どころを一生懸命解説してくれた。そんなアナウンスは初めて聞きました。大変素晴らしかった。
つぶやきランキング
]]>
2024年2月25日、ホテルの朝食バッフェ。
http://rodolfo.exblog.jp/29932037/
2024-03-06T02:11:00+09:00
2024-03-06T02:11:03+09:00
2024-03-05T14:30:42+09:00
rodolfo1
国内旅行
わての第一皿。
金沢おでん。ここは少しだけ盛って頻回に交換する主義と見えて、あまり良い具が無かった。両脇は手作り竹筒豆腐とへしこ。へしこはなかなか旨かった。
温泉豆腐とエノキポン酢。
何の魚でしたかね。焼き魚とソーセージと豚肉ときのこのポン酢煮?だったかな?まあ旨かった。
ビールでかんぺ~。
これは絶品。のどぐろの一夜干しとホタルイカの干物。生涯最高のホタルイカとのどぐろの干物だった。焼きたてというのがまた秀逸だった。
ホタルイカはお代わりしたが、ノドグロもお代わりするべきだった。
食欲の無い連れは洋食セット。
クロワッサン。
わては欠品していた治部煮を取ってくるが、いつもそうであるようにこのものも大した事は無かった。鴨じゃなくて鶏だったしね。まあ仕方が無い。鴨というのは火加減が難しくて、バッフェで提供するのは無理。
連れはお粥を取って来る。わてはこの上に醤油と出汁を入れたお粥で大変満足した。かけ醤油のようにかけ出汁があるのは大変素晴らしかった。画像は撮り忘れた。
この味噌汁が物凄く旨かった。多分出汁が蟹だったのだと思う。きのうの夕食の蟹味噌汁ほど濃くなくて塩梅が絶妙だった。
サウナへと続きます。
つぶやきランキング
]]>
2024年2月24日、加賀料理まほろばにお邪魔。
http://rodolfo.exblog.jp/29929376/
2024-03-05T02:47:00+09:00
2024-03-05T02:47:03+09:00
2024-03-04T12:33:07+09:00
rodolfo1
寿司以外の食べ物
食前酒は金箔入りの日本酒。銘柄は聞き逃しましたが、さすがは酒どころ、きりっとした実に品の良いお酒でした。私が最初に気に入った地酒で当地で醸される銘酒、天狗舞の蔵元の被害は最小で済んだそうですが、やはり酒造りは遅延しているのだとか。ここは大いに飲んで応援したい所なのでしたが、なにせ飲めなくなったのですよ。悲しいですね。かんぺ~。
前菜は茹でずわい蟹。小さいながらもなかなか味の濃い蟹だった。
小ビールと中ビールでかんぺ~。
金沢の塗り椀はまた京都と一味違いますね。
吸い物はずわい蟹真蒸、三つ葉、梅人参。幸い出汁はアニサキスセーフでした。
お造りはブリ、マグロ、サワラ、鯛、イカ鳴門巻き、甘海老。刺身もなかなか良かったが、この盛り付けはなかなか堂に入った良い仕事でした。イカの甘さが一入でした。連れのブリとイカをもらってわてのマグロと甘海老を進呈する。
これはブリのアラのポン酢仕立てだそうでしたが、大した旨さでした。さすがに金沢の板前はブリの旨い食べ方を良くご存じですね。刺身そのものよりもはるかに旨かったでした。
台の物、ずわい蟹しゃぶしゃぶ。
しゃぶしゃぶ食べる。
ハイボールを貰う。
蒸し物、蒸しずわい蟹。塩味で蒸したとの事でしたが、驚きの旨さでした。西村屋本館に勝るとも劣らない見事な料理でした。
更に蟹甲羅焼きが来る。これもまた驚くべき旨さの料理だった。おそらく板前さんはこの大きさの蟹が甲羅焼きに最適なのを理解しているのでしょう。すべての魚には最も旨いサイズがあって、それは私ら素人にはわかりません。金沢の方々が蟹料理を自慢するのも良くわかりました。
揚げ物、蟹磯辺巻き、抹茶塩。まあこれはやめといた方が良かったでしたね。他のコースでも提供する料理なのでしょうが、大変にぬるかった。
ご飯は蟹炊き込みご飯、渡り蟹の味噌汁、漬物盛り合わせ。大変結構だった。蟹ご飯もさることながら、味噌汁が実に旨かった。
最後は上生菓子で〆ました。名前は教えてくれたのだが、馴染みの無い名前で綺麗に忘れた。まあ旨かったが、感動するほどの出来でもなかった。口触りが悪かった。
あまり期待していなかっただけに、金沢の食文化のレベルの高さに驚きました。ここで今晩はピアノの生演奏があるのだとか。さすがに金沢は文化度が高いですね。わてはサウナがあるので失礼しました。
つぶやきランキング
]]>
2024年2月24日、金沢へGO!
http://rodolfo.exblog.jp/29928271/
2024-03-04T02:37:00+09:00
2024-03-06T14:36:01+09:00
2024-03-03T21:55:44+09:00
rodolfo1
国内旅行
ビールとハイボールでかんぺ~。金沢は久しぶりですな~。
弁当を摘みにしているとあっという間に金沢着です。
相変わらず金沢の表玄関は豪勢ですね。
何たる力感。
しかしサウナ中心でホテルを選んだ都合でえらい古臭いホテルにしか当たらなかった。金沢の一流ホテルにはサウナも大浴場も無い。ついに金沢に登場した初めての外資ホテル、ハイアット・セントリックにすら無い。何かの圧力なんですかね。。。金沢白鳥路 ホテル山楽です。
部屋はまあまあ。
一応兼六園に面した部屋であります。一望のもと、というわけには全くいかないが。右手が兼六園。山々は冠雪しています。
部屋のテレビのNHKチャンネルには常に被災地の情報が流れている。
温泉施設あり。
驚くべき事に女湯が男湯より広いと言う。詳細は明日レポ予定。
つぶやきランキング
]]>
皆川博子作「開かせていただき光栄です」を読みました。
http://rodolfo.exblog.jp/29922817/
2024-03-02T02:52:00+09:00
2024-03-02T02:52:03+09:00
2024-03-01T15:21:00+09:00
rodolfo1
小説
皆川博子作「開かせていただき光栄です」を読みました。
舞台は18世紀のロンドンです。聖ジョージ病院外科医、ダニエル・バートンは私的解剖室で妊婦の死体を解剖していました。一番弟子エド・ターナーを始めとするダニエルの弟子達、通称バートンズも手伝っていました。しかしエドは、違法な解剖を取り締まる官憲がもうすぐ来るから解剖を中止しろとダニエルに言い、死体の絵を描いていた天才細密画家、ナイジェル・ハートも同意しました。しかしついに治安判事サー・ジョン・フィールディングの手下の、犯罪捜査犯人逮捕係、ボウ・ストリート・ランナーズ達が現れ、ダニエルに、また死体を盗んだだろうと言って解剖室に入って来ましたが、解剖台にいたのは犬でした。実はジョン判事は盲目で。。。
実はエド達がランナーズに先んじて、暖炉に死体を隠したのでした。ランナーズ達は、ダニエルが墓あばきから買い取った死体は、ラフヘッド卿の令嬢エレインだと言い、ダニエルは、諸外国に比べてイギリスは解剖する死体が少ない為に医学の発達が遅れていると持論を展開してランナーズを煙に巻き。。。ランナーズは家探しをしましたが、ついに死体は見つけられずに引き上げました。解剖を再開しようと死体の包みを解剖台に乗せたダニエルでしたが、再び判事サー・ジョンの助手の女性、アン=シャーリー・モアとその助手のデニス・アボットに踏み込まれ、包みを開けられました。しかし現れた死体はなんと十代半ばの少年のもので、両手と両足を切断されていました。。。
アンはダニエルに、これは誰かと尋ねましたが、ダニエルは知らないと言い、アンは、この少年は殺されたのだ、これは警察の仕事だと言い募り。。。少年の胸には青いインクがぶちまけられており。。。アンは死体を解剖して死因を報告しろと言って帰りました。慌てて弟子達は暖炉の中に隠した妊婦の死体を出そうとすると、暖炉の中には更に顔を打ち砕かれた裸体の男性の死体があり。。。エドとナイジェルは少年の死体に心当たりがあると言い。。。
17歳のネイサン・カレンは田舎からロンドンに出て来ました。学問の出来たネイサンは、教区牧師に詩と古語の才能を見出され、ロンドンの本屋に紹介状を書いてもらいました。しかし不案内なロンドンで道に迷って困っていた所に、エドとナイジェルに行き会いました。3人は夕食を共にし、ネイサンは2人に身の上を打ち明けました。そして本屋のティンダルに明日自分の詩を見てもらって出版してもらう、更に自分には宝物があると言い。。。エドとナイジェルは、ネイサンの用事が終わったらマシューズというコーヒーハウスで待っているとネイサンに言いました。。。
翌日ネイサンがティンダルの店を訪れると、店の前でセダン・チェアから身なりの良い少女が落ちた所を目撃しました。ネイサンは少女を助けてティンダルの店に運び入れ。。。実はその少女、エレイン・ラフヘッドはティンダルの顧客でした。店にはやはり顧客のエヴァンズが本を見に来ており。。。騒ぎを聞きつけて店主のティンダルが現れて、教区牧師から、ネイサンが15世紀の聖職者が書いた新発見の詩編を持っていると聞いていると言ってネイサンからその詩編を預かりました。落ち着いたエレインはネイサンに家まで送ってくれと頼み、以後エレインはネイサンにねフランス語の小説を訳させて音読してもらうようになりました。。。
ネイサンはその足でマシューズへ赴き、詩を書いていました。新聞社を主宰しているハリントンがネイサンの詩に目を留め。。。しかし店の客に財布と時計を掏られたネイサンが途方に暮れていると、エドとナイジェルが現れ、金を貸してくれました。2人は自分の身の上をネイサンに打ち明け。。。以後ネイサンはマシューズに日参するようになり、あのハリントンがまた声を掛けて来、自分の新聞に諷刺詩を寄稿しろと言い、ネイサンは快諾しました。。。
しかしその後ネイサンは、ハリントンに連れられてデモに参加し、暴動に巻き込まれ、治安隊に逮捕されてニューゲイト監獄にぶち込まれました。監獄は文無しのネイサンにはあまりに過酷で屈辱的でした。ネイサンは強姦され、足首には一生消えない足枷の跡が刻まれました。しかし何者かが手を回してくれてネイサンは釈放されました。助けてくれたのはあのエヴァンズでした。エヴァンズはネイサンがティンダルに預けた詩稿と15世紀の詩について語り、自分がネイサンの面倒を見るから、今書きかけている古語で綴った詩を完成させろと言い。。。しかし以後ネイサンはエヴァンズ邸に軟禁され。。。
ネイサンはついにエヴァンズに、自分を解放しろと訴えましたが、エヴァンズは驚くべきネイサンの秘密を持ち出し。。。ネイサンはやっとの事で、エヴァンズを同道しながらマシューズに向かいました。すると店にはハリントンがおり、ネイサンの後ろにいるエヴァンズを見て、あれは株の仲買人で高利貸しで相場師をしているたちの悪い奴だとネイサンに耳打ちし。。。しかし白っぱくれたエヴァンズはネイサンを家に連れ戻し。。。隙を見てネイサンは逃亡する事に成功しました、しかし。。。
ダニエルは妊婦の解剖を再開すると宣言し、それに先んじて、2体の遺体を検死解剖し始めました。するとそこにアンとアボットを連れた治安判事、サー・ジョンが現れました。ダニエルは、サー・ジョンに、検査の結果、生前エレインは砒素を摂取していたと言い。。。更にダニエルはサー・ジョンに、実は1体死体が増えたと打ち明け、その死体は絞殺死体だったと。。。サー・ジョンはその2体の死体には、ダニエルの弟子達が関わっている疑いがあると言って、以後の解剖は自分の知人の医師にさせると言って死体を運び出しました。。。
騒ぎの後、エドはダニエルに、あの少年はネイサンで、ネイサンは左腕の動脈を切って自殺し、自殺が判明すれば教会の墓地に葬る事が許されないと思ったナイジェルが、自殺の証拠である左腕を切断しようとしたのだと打ち明けました。しかしそれでは他殺偽装を疑われると、四肢を切断するようエドが示唆したのでした。そしてネイサンが自殺した理由は知らないとも言い、解剖室に死体を隠せたのは自分達バートンズ以外に1人いると言ったところで、ダニエルの兄で高名な内科医であるロバートが飛び込んで来ました。彼はダニエルの解剖室を主宰し、潤沢に資金援助をする代わりに、ダニエルが苦労して作った標本を自分のコレクションに加え、ダニエルの功績を横取りしていました。
ロバートは、エレインの死体の件は大変なスキャンダルだと息まき、ラフヘッド家の主治医をしている自分の面目は丸つぶれだと怒りました。そしてエレインは自分で砒素を飲んだのだとも言い、エレインの遺体をラフヘッド家に持ち帰りました。。。
ダニエルはエドを連れてサー・ジョンに面会しました。エドはネイサンの事をサー・ジョンに打ち明け、切断した死体の両腕を持って来ました。左手首には傷跡があり。。。サー・ジョンは、足首はどうしたとエドに尋ね、エドはネイサンの足首には足枷の屈辱の跡が残っており、それを恥と思っていたネイサンの心を汲んでテムズ川に足首を捨てたと言いました。。。
死体の右指3本に青いインクがついていると、助手のアンが指摘し、エドは、実は死体の胸には青い円が描かれていたが、それがナイジェルの名字を象徴していると取られたくなかったエドは、胸にインクをぶちまけて円形を消したのだと打ち明け。。。しかしエドは、死体の胸には当初3本の青い直線が書かれ、それはマシューズの店の前にある噴水を表しているのだと推理し、犯人はそれを隠すために線を塗りつぶして円形にしたのだと言いました。
そして判事の家を辞した2人とナイジェルは、共に夕食を摂り、その席でエドは、死体を隠した暖炉の事を知っていて、ネイサンとエドとナイジェルがマシューズで初めて会った日に、表の噴水の水がかかった男は1人だけだと打ち明け。。。更にエドは、ダニエルの貴重な標本が危機に晒されていると言い。。。それはかねてから妻の出産に際してダニエルに世話になり、恩義を感じていた銀行家のヒューム氏から聞いたのだと。。。
翌日ダニエルはサー・ジョンに呼び出され、サー・ジョンはあの顔を潰された死体はあのハリントンだったと言い、ハリントンは最近南パシフィック会社の投機事件で誰かを強請っていたとも言い。。。しかしエドは誰かに刺されて戻り。。。サー・ジョンはある人物を呼び寄せて尋問し、その人物をアン達に尾行させました。人物はトム・クィーン亭というきわめていかがわしい店に行き、個室に入りました。しかしそれきり誰もその個室には現れず、しびれを切らしたアンが個室のドアを壊して中に入ると、そこにはまたしても死体が。。。
皆川先生は執筆歴50年にも上る手練れのミステリ作家です。しばしば西欧の17~18世紀もののミステリを物され、豊富なその時代の蘊蓄がミステリの興趣を盛り上げます。このミステリも、プロットが素晴らしい。小説の冒頭から謎また謎、死体また死体の驚くべき展開で読者を惹きつけます。最後のトリックも秀逸であり、爽快感が素晴らしかったでした。もっと注目されてしかるべき作家さんであると思いました。ちなみに、エド・ターナーシリーズはこの後2作書かれています。当たり役であったのだと思いました。
つぶやきランキング
]]>
https://www.excite.co.jp/
https://www.exblog.jp/
https://ssl2.excite.co.jp/