2018年 09月 01日 ( 1 )

夕食その2。俵屋旅館、泉の間。2018年8月。

煮物碗。この赤は現代の技術ではもう出せないらしいです。
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鳴門穴子薄葛仕立て。あられ豆腐、結び麸、オクラ。オクラひとつで夏をゆくりなく表現してしまう黒川料理長の手腕にはほとほと頭が下がります。
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蓋の内側。波花。ものすごくしぶいですねえ。時代がついたものなのでしょう。
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焼き物。鮎笹焼き。名物ですね。お友達に間瀬の天然鮎を送って貰うことになる前は、ここの鮎が日本一の鮎でした。しかし所詮は琵琶湖の養殖鮎。天然ものには及ばない。残念。しかし笹を燻す香りは素晴しい。
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夏のお料理。冷し鉢。焼き茄子、卵豆腐、万願寺唐辛子。実にうまい。
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温物。冬瓜野菜餡掛け、うなぎ湯葉、三度豆、振り柚子。
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強肴。ちぢみ鱧、卸し梅香酢掛け、ずいき、針野菜。なんとか食べれた。
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夜が来た。
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漬け物。
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なめこの味噌汁。
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ごはん。
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桃ゼリー寄せで〆ました。この器も美しい。
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たまによその和食屋さんに行くとこの俵屋の有り難みが切々と感じられます。
そこらの和食屋に10回行くなら、そのお金でここに年に一回来るほうがよほ
どお得だと思います。特によその店の器を見るとがっくりしてしまいます。

わかる人にとってはここに比肩する料亭など世の中に無い、というのがわかり
ます。京都というところはなにかと言うと観光客からぼったくるところですが、
事情がわかると意外とお得な所だということが理解されます。

ここは確かにお高いですが、これで焼酎とかウィスキーとかのボトルキープも
ずいぶんお安くしてくれたりして、余所に飲みに行く必要が全く無い、という
のが、骨董好きな方々にはとても良い旅館なのであります。

掛け物を指定することはできませんが、若沖とか谷文晁とか上村松園とかの真
物の絵を見ながら食事をして飲む、ということは普通の店では全く不可能でし
ょう。この旅館は、骨董を堪能しながら食べて飲んで風呂に入って眠れる極上
のお宿なのであります。風呂については温泉旅館には適いませんがねえ。
そこまでここに要求するのは無理でしょう。


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by rodolfo1 | 2018-09-01 02:14 | 俵屋旅館 | Comments(0)