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2017年6月。鮨一幸にお邪魔。握り編。

連れはお茶。
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では握り編。カスゴ。普通は関西のネタだと思いますが。さわやかな旨さ。
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シマアジ。最後のシマアジだそう。これ以降は味が濁るんだとか。
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炙りきんめ鯛。この店は何種類かの温度のシャリを使い分けます。
これは一番熱いシャリで。脂が解けて実にうまい。
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中トロ。安定のうまさ。
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大トロ。久しぶりに大トロいただきました。やはり旨いですね。
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雲丹の仕入れを見せていただく。微妙に使い分けられるとか。
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美国バフン雲丹。とろける旨さ。
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ノドグロ小丼、あっつあつ。大変うまい。
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イワシ。青味の魚が大好きです。
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手から手へ。赤雲丹アワビ。この店は何か一つ手から手へ
というネタがあります。
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私のツメを塗ったアナゴ。とろける旨さ。
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連れの塩アナゴ。どちらもうまい。
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玉。
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ホオズキで〆ました。素朴な甘み。大変結構でした。今回は、馴染みと
認定されたのか、9月と10月の予約を先行ゲットできました。どうもありがとう。
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これを常連客にやられるので、私ら一般客は良い寿司屋の予約が
取れないのであります。東京の鮨さいとうなどは、もはや予約の電話に
すら出ない有様です。まあ仕方が無いですが。
しかし良い寿司屋があったものです。ここに来るためだけに札幌に来る
価値のある店だと思いました。




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by rodolfo1 | 2017-06-30 02:44 | 寿司 | Comments(0)

2017年6月。鮨一幸にお邪魔。つまみ編。

一回キャンセルしたので今年が初めてです。ミシュラン二つ星のここ鮨一幸。
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気さくな大将。
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ビールでかんぺ~。
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まずはつまみから。本アラ。ねっとりさわやか、という二面性を持つ。
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あわび。二つの部分をそのままで。震えるうまさ。肝とともに。
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釣りキンキしゃぶしゃぶ。しゃぶしゃぶ、という火の通し方がよろしい。
このたれがまたうまい。思わず飲む。
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アン肝。ねっとり。
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これにはシャンパンでしょう。ビルカールサルモンをグラスでもらう。
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水貝、と大将は言うけれど、生アワビを塩水に浮かべたような
雑なものでは決してない。蒸したエゾアワビ、積丹雲丹、じゅんさい、
もずくを和えたもの。えらい旨さでしたな。
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ここからの私の焼酎。
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盛りが良いぞう。
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握り編に続きます。




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by rodolfo1 | 2017-06-29 02:47 | 寿司 | Comments(0)

いよいよ始まる2017年度札幌ツアー。

ではモノレールに乗る。
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午後はいつもがらがら。
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つばさよつばさ。
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恒例、ダイヤモンドプレミアラウンジにてビールでかんぺ~。
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おつまみ。これを食べなければ太らないのに。。。。
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おにぎり。これさえ食べなければ太らないのに。
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クロワッサンまで。
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味噌汁。具は無い。
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札幌到着。目的地に向かう途上の大通公園。
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やっと予約の取れたミシュラン二つ星のここ一幸です。
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by rodolfo1 | 2017-06-28 02:12 | 国内旅行 | Comments(0)

又吉直樹作「劇場」を読みました。

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又吉直樹作「劇場」を読みました。芥川賞受賞からの第二作です。
表題のごとく、主人公は永田という売れない劇作家です。おろか、という劇団
を高校の同級生の野原と主宰し、戸田、辻、青山という劇団員と公演を行いま
すが、当然チケットは売れず、三人は退団を申し出て来ます。
それを受け入れた永田達でありましたが、次の公演の申し出が起こります。

ところで、芝居の構想を練りながら街をさまよう永田は、とある女性に近づき、
全く意味不明のナンパをし、何故か受け入れられます。彼女となる沙希は、優
しさの天才です。永田の言うどんなことでも受け入れ、たとえば、美味しいク
レープを食べているときに、彼女のクレープを永田が一口食べて永田の差し歯
がクレープに残り、それを彼女が食べても笑って受け入れるような女性なので
ありました。

永田は受け入れた公演の脚本を書き、沙希と野原の三人でその公演をまずまず
の成功に導きます。しばらく三人の公演は続き、それなりに業界に受け入れら
れた三人でありましたが、沙希は女優を続けることを拒否し、三人の公演は終
わりを告げます。

服飾学科の専門学生であった沙希は、部屋に転がり込んで来た永田を受け入れ
居酒屋でバイトをして彼を養います。後に卒業してからも、昼はブティックで
働き、夜は居酒屋でバイトして彼と暮らします。永田はかつての劇団員であっ
た青山から仕事をオファーされ、雑文を書いて次第に生活が安定して来ます。

ところが、永田は多少入ってきた収入を彼女との生活に当てず、みな自分の
ために使ってしまいます。しかも当時台頭してきた劇団の主宰、小峰の公演
を観に行き、彼の才能に打ちのめされてしまいます。しかも、沙希のバイト
先に小峰の劇団員がおり、永田と沙希の恋愛の顛末を小峰に知られてしまい
ます。東京で暮らす恋人たち、というテーマで劇を公演されてしまったりし
ます。そんな永田と沙希の恋愛がうまくいくはずもなく、当然破綻します。
周辺から盛んに横槍が入るのです。なにせ青山を初めとする関係者にとっ
て、永田は沙希のヒモにしか見えないわけですから。

青山とメールでさんざん衝突した永田でありましたが、いよいよ沙希が東京
を離れる決断をするに際し、乾坤一擲の愛の告白をするのですが、その告白
が大変美しい。又吉先生の小説はこれで二作目ですが、又吉先生には、確か
に小説家としての才能が備わっていると思いました。なかなかのおすすめで
す。一読の価値はある小説でした。




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by rodolfo1 | 2017-06-27 02:36 | 小説 | Comments(0)

朝食。有馬温泉、奥の細道。

さて、恒例の仲良しを済ませまして、まずは露天風呂に入ります。
極楽極楽。
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さて朝食。彩りが美しい。なかなかうまい。瑞苑の安い料金の
朝食よりははるかに優れています。
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ところてんと冷たい茶碗蒸し。黒豆納豆、海苔佃煮。
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わてのビール。すまんのう連れ。
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炊きたてごはん。
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鮭の西京漬け。大変うまかった。これをお土産にくれました。
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赤貝の造り。朝から造りを出すとは大したものですね。
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わかめの味噌汁。
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ここで板さん登場。卵を巻いてくれるというのです。
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出来立てあっつあつ。
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すいかで〆ました。ごちそうさまでした。
大変結構でした。

まあこの時点では納得していたのですが、そもそも安い料金で高級な部屋
の予約を取らせ、来てみればその部屋ははるかにランク下の部屋であると
いうのは一種の詐欺ですよね。がっつりるるぶJTBにクレームを入れまし
たら、早速るるぶからメールが届きまして、大変申し訳なかったという趣
旨のお詫びと、実は、るるぶは名義貸しをしているだけで、実質の運営は、
奥の細道がやっていて、間違いは、宿の責任だと言うわけです。その後、
奥の細道から謝罪のメールが届くとともに、この度のステイの全額返金を
申し出てきたのですが、私らはこの宿にまた訪問したかったので、宿泊券
にしてくれと言ったのです。そうしたら、その宿泊券が届きまして、どの
ようなクラスの金額でも使える、と書いてはあるのですが、休日前と週末
は要相談、と書いてあるわけです。これねえ、しょっちゅうこういうクレ
ーム受けてるんじゃないですかね。ガバナンスがなってないのではないで
すかね。

私らは、今後もこの宿に泊まりたかったので、後日最高級の部屋を予約し
この時支払った額からの差額を払う旨の申し入れをしたのですが、それに
ついてはものすごくあいまいな返答が来まして、直前にリコンファームし
て、その時に話を詰めるつもりですが、なんともあいまいな形です。
どうなったかは後日ご報告したいと思いますが、この宿がどうもあいまい
な宿である印象はとうてい拭えませんね。でもお料理だけは最高です。
なんとかがんばってもらいたいと思います。

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by rodolfo1 | 2017-06-26 02:21 | 寿司以外の食べ物 | Comments(0)

温泉の様子。有馬温泉、奥の細道。

では初めてのお宿でもあり、温泉の様子など。この宿は男湯女湯ほとんど
同じです。
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シンク。
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洗い場。
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銀泉。内湯。
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サウナあり。
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水風呂あり。
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金泉の壺湯。露天。
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露天の金泉。瑞苑よりも薄くて私にはこっちの方がありがたい。
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まあ個室露天風呂つきの部屋もたくさんあるので、こんなもので良い
のでしょう。この他、予約制の家族風呂もありましたが、これは使い
ませんでしたので様子は不明です。





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by rodolfo1 | 2017-06-25 02:14 | 国内旅行 | Comments(0)

夕食。有馬温泉、奥の細道にお邪魔。

こちらのご主人、太田忠道師は、かつて中の坊瑞苑の料理長として腕を
振るい、名人と言われた方です。料理の鉄人の鉄人シェフとしても長年
活躍され、後に勲章を授与されました。さて、勲章料理人の腕はいかが
なものでしょうか?夕食会場。
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しつらえはなかなか美しい。
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梅酒でかんぺ~。
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前菜。味の玉手箱、三段重です。なかなか美しいしつらえ。
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寄せ豆腐です。とても複雑で旨いお味。
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アジかなにかを胡瓜と大根で巻いたもの。なんとか海老の揚げ物と子持ち昆布。
塩辛。これはただごとでない、と思いました。大変にうまい。さすがは料理の
鉄人。腕は全く衰えておられません。俵屋に勝るとも劣りません。
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鴨ロースと揚げ茄子、南瓜の炊き合わせ。これは大変な名店に来たものでした。
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ビールでかんぺ~。お手並みは拝見しましたので、次はピンドン持って来ないと
ですね。
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煮物椀。鱧すき鍋。典雅な料理です。
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あらかじめごぼうなどの野菜が入っているこの鍋でしゃぶしゃぶしていただく
趣向です。そこらの鱧とは次元の違ううまさです。あまりに出汁が旨くて思わ
ず鍋からつゆをよそって飲みました。俵屋とは違って野趣のある旨味です。
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ここで店からのサービスということで目の前で鮨が握られる。
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本格的なものです。鯛とアジ。ちゃんと仕事がしてあります。
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お造り。関西の料理人さんは鯛、という素材にここまで思いを入れるのか、と
言うようなお造りです。おそらく熟成させて昆布でチダイ一匹を〆てあるのだ
と思いました。他は鮪、トロ、シマアジ、ハマチとか。ディップで食べさせる
スティック野菜がまたうまい。
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名物、雲海鍋だとか。白いのはわたあめです。これですき焼きをする趣向です。
牛肉と玉葱、芹、赤蒟蒻、麸入り。
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割り下を入れる。
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卵の黄身と長芋をつけて食べる。これはちと凝りすぎの感が。
でも太田師の感性には黄身のどろどろが許せないのでありましょう。
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出来ました。うまそうです。
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これはうまかった。麸いただきます。
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太田師颯爽と登場。
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口替わり。海鮮梅酢吸酢仕立て。
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やはり酢の物はここらに持ってきていただきたい。俵屋は一番最後に出て
くるのですが、それはちとしんどい。目先が変わりますからね。酢加減が
心地よい。
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さて、期待をそそられる。
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なんとも美しい。アワビ姿焼き、赤足海老。惜しむらくはちとぬるい。
肝ソース添え。
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季節の釜飯。ひとりにひとつずつつきます。私はアサリ、連れは鯛。
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水茄子漬け物。と赤だし。
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鯛釜飯。
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アサリ釜飯。思わず食べてしもうた。。。
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メロンにのせたアイスクリーム、おいりつき。その場で液体窒素で作って
くれました。これも思わず食べる。
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いや、堪能しました。再訪確実です。さすがは太田師、期待を裏切ら
ない出来でした。素晴らしかったです。



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by rodolfo1 | 2017-06-24 02:04 | 寿司以外の食べ物 | Comments(0)

小林真央さん安らかに。

どうか安らかにお休みください。心残りもおありだと思いますが。。。
この曲を捧げます。ヴェルディのオペラ、ナブッコから。
「行け、我が想いよ、黄金の翼に乗って(Va,pensiero)」






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by rodolfo1 | 2017-06-23 17:26 | 映画 演劇 TV アート 音楽 | Comments(0)

有馬温泉、奥の細道にお邪魔。

さて、ゴルフも良いですが、そろそろ梅雨に入る季節。北海道に渡る前に
温泉にでも行きたい気持ちになりますが、定宿、中の坊瑞苑は改装の為
閉鎖されています。そこで、こちらにお邪魔してみました。
宿の名前は長い。創作料理倶楽部、天地の宿、奥の細道です。ここはもと
瑞苑で腕を振るっていた太田忠道師が開いた宿です。もとは部屋がしょぼ
かったので行かなかったのですが、最近部屋をリニューアルされた、と聞
きましたので訪問してみました。
外観。
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全17部屋のお宿だとか。こぢんまりしていますね。
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足湯あり。
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小さい玄関。
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お花はきれい。
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受付のスタッフたった一人という寂しいお宿。
バリアハードなところを案内されて入ってみれば早速やらかしてくれました。
部屋はタコ部屋。注文した部屋とぜんぜん違います。帰ろうかと思いました。
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JTBるるぶの画面。私らの予約には間違いない。しかし奥の細道のスタッフ
が持ってきたバウチャーには同じ値段でこのタコ部屋の記載がある。
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露天風呂ありませんがな。しかもスイートのはずだったのに。一間です。
抗議したところこちらに変更になりました。ついでに値段も上がったの
はどうしようもない。帰宅後がっつりるるぶに抗議を入れることにする。
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露天風呂つき。
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銀泉ではありますが、一応源泉かけ流し。
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眺めもぐっと良くなる。
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気を取り直して大浴場にお邪魔。
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まあこんなもんでしょう。御所別墅と同じレベル。開放感がある分
こちらの方がよろしい。
湯上がりの飲み物。
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なぜかとうもろこしサービス。
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まあこんなものだということは既に覚悟して来ています。料理人が宿
を開く、ということは日本ではあまりありませんからね。夕食に期待。


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by rodolfo1 | 2017-06-23 02:11 | 国内旅行 | Comments(0)

イサク・ディーネセン作「バベットの晩餐会」を読みました。

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最近こういうサイトを見つけまして大いに啓発され、購入しました。
結果、大変面白かったわけです。表題作、バベットの晩餐会、と遺作と
なりましたエーレンガードを収録しています。

表題作は映画化もされた有名な話です。ノルウェーの片田舎にある
かつて地域で尊敬されていた監督牧師の館には、かつてはたいそう美人で
あった2人の老姉妹が住んでいます。彼女たちには、バベットという名の
フランス人の女中がいます。彼女はフランス革命から逃れて牧師館に住み
つきます。貧しいけれど、清く正しく暮らす彼女たちでありましたが、
なんとバベットに宝くじが当たり、一万フランという大金が転がり込むの
です。

当然バベットはその金を持って優雅に暮らすのだろうと恐れていた姉妹で
したが、バベットは意外な提案をします。曰く、近々訪れる、亡き監督牧師
の100年祭に、本格的なフランス料理のディナーを供したい、その費用につ
いては全額バベットが支払う、というのです。14年間勤めて初めての頼み事
だと言うバベットに対して、おそるおそる提案を受け入れた姉妹でありました。
所で彼女らには彼女らで、それなりにラブロマンスを経験していましたが、
当然受け入れられず、葛藤していたわけでありました。かつ、その相手の一人
であり、今は功成り名遂げた将軍になった男もその宴に招待されています。
彼もまた葛藤を抱えています。そうした中、バベットの晩餐会は始まります。

将軍を除いて、フランス料理を口にしたものはほとんどおりません。しかし
ながら、供されるアモンティリャードやヴーヴ・クリコ、海亀のスープや
うずらの石棺風パイ詰めなどといった極上の美味を味わうにつけて、全員
陶然となってどんどん愉快になってきます。ついには将軍がスピーチします。
彼は、この晩餐会から相応のものを受け取り、自らの葛藤を解決します。
老姉妹にもそれなりの結末が訪れ、バベットは最後に自らの出自を語り、こ
のディナーの種明かしをします。いや、すばらしい小説でした。映画を既に
見た方にもおすすめの小説でありました。

もう一作のエーレンガードはちょっととっつきにくい小説でありました。
ドイツが統一される前の優雅な頃、小さな公国に宝石のように美しい王子が
生まれます。彼は突然隣国の姫と恋に落ち、結果姫様は妊娠するのですが、
まだ結婚式も挙げていず、予定よりもはるかに早い妊娠だったために、これ
を隠蔽しようとし、片田舎に館を設けて妊娠出産を計画します。この姫の侍
女として選ばれたのが、厳格な将軍の娘、エーレンガードでした。

ところでこの計画を推進していたのは王と妃に乞われて登場した、有名画家
にして枢密顧問官のカゾッテこと、後の色男カザノヴァです。彼はこのエー
レンガードに恋しながらも、人指も触れぬうちに娘を恋に落とす、という誓い
をたて、堅物の彼女を教育し、次第に彼女を変えていくのです。

小説の最後で小さな王子を誘拐されたエーレンガードは憤怒を露わにしながら
誘拐犯を追い詰めます。その中で幼児の事情を説明しなければならない事にな
り、素朴な田舎娘であった彼女は、カゾッテによって変えられてしまい、驚く
べきことを告げるのです。

最初はなんだか退屈でしたが、最後は火の出るような結末を迎えました。最後
がハッピーエンドになって大変良かったと思いました。面白い作家さんですね。
またなにか買って読もうかと思いました。




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by rodolfo1 | 2017-06-22 02:34 | 小説 | Comments(0)